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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第2章 防衛隊選別試験


怪獣討伐のニュースが終わりハッと現実に戻った私は急いでご飯を食べてバイト先に向かう。
モンスタースイーパーと書かれた看板が見えてきた頃に、日比野先輩の姿を見つけ、声をかけて一緒に出勤した。


先輩たちにすぐに出るぞと言われ、急いで準備をし社用車に乗り込む。

ニュースでやっていた、第3部隊が討伐した怪獣の解体作業だろう。


正直、女の私が解体業者にいることは珍しいと思う。
周りを見渡せば男ばかりだ。


現場に到着し持ち場を言い渡される。

作業を進めていると、日比野先輩が腸の方に移されたようだ。お気の毒に…。
絶対に腸だけは一生やりたくない。


その日の作業が終わり家に帰り、シャワーを浴びた。
特段汚れてるわけではないし、どうせすぐ汗をかくことになるのだが、解体作業のあとは絶対に洗いたい。


髪を乾かし、ロードワークの為に外に出る。
1時間程走ったあと帰宅し少しだけ筋トレをしたあとご飯を食べてお風呂に入った。

いつもと変わりない日々。
それでもベッドに横になり目を瞑ると浮かぶ、あの人の笑顔。


「保科宗四郎…。」


私の思考を支配する人物の名前を呟く。


もう一度会いたい…。

そんな淡い思いを抱きながら眠りに落ちた。

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