第14章 保科家
「なぁ、わかっとるやろ?…勃っとんねん。」
それは気付いていたけども…ここではそんなこと出来ないから気付かないフリしてたのに…。
我慢してと扉に向かおうとするが、引き止められる。
「もうなかなか会えへんやんか。やから、変な虫つかんように、濃く痕残したけどな。……少し寝たら抱こう思っとったんねん。」
後ろから抱きしめられ、茂みに手を這わせられる。
「めっちゃヌルヌルしとるで。君かてほんまはしたいんやろ?」
TPOを考えて欲しい…。
陰核を少し弄るとすぐにナカに指を入れる。
声を漏らすと、抑えといてなと手で口を覆われた。
そのままぐちゅぐちゅといいところを撫でられていると、膝をガクガクと震わせて達してしまった。
倒れそうになる身体を支えてくれる。
「挿れるで。」
耳元甘く囁かれて身体が震えたが、ダメと言って彼のお腹を後ろ手で押す。
「つけてない…。」
昨日だってつけたじゃないか。
じゃあ部屋に戻ったらさせてくれるのかと言われるが首を横に振る。
部屋に戻っても持っていないだろう。
昨日はホテルからもらったのだから。
「させてやぁ…ほんまに我慢出来へん。ナカには出さへんから、なぁ…。」
無理やりしようと思えば出来るはずなのに、私の手を押し返しながらお尻に押し付けてくる。
「昨日2回も出したのに…。」
「君相手だと、毎日何回でも出せるわ。」
壁に手を付けさせられ腰を反らせられた。
膣口に先を宛てがい、ええ?と聞いてくる。
今すぐにでも挿れてきそうなくせに…何故いちいち聞くのか…。
どうしても私に言わせたいのだろう、本当に意地悪…。
「宗四郎さんが欲しい…。」
「ん、僕も君が欲しい。めっちゃ好きやで。」
一気に奥まで押し込まれ大きな声を出してしまった為、彼がすぐに口を押さえてくれた。