第14章 保科家
すぐに激しく腰を振り始める。
荒い吐息を漏らしながら、可愛ええ、好きや、ありがとうと呟いている。
口を押さえられている為、彼の手に唾液を垂らしながらんっんっと鼻にかかった声を出しながら、膝をガクガクと震わせてポタポタと液体を溢れさせていた。
一際激しく抽挿を始めるとすぐに引き抜いて、お尻に粘着質の暖かい液体をかけられた。
「あかん…治まらへん。」
私の身体を反転させ向かい合うと、膝裏を持たれて片足を上げ股を開かれる。
彼の首に腕を回し、顔を首筋に押し付けた。
一度抜かれた陰茎がまたナカに入ってきて、グッグッと奥を突かれる。
激しすぎる…。
何回もイってるのをわかってるくせに、律動が止まることはない。
あんまり激しいのは嫌って言ったのに…。
グッと奥に押し付けて彼はピクピクと腰を震わせた。
奥の奥に吐き出される感覚がある。
「ちょ!?バカ!!ナカに出したよね!?」
「ほんまごめん、抑えられんかった。」
すぐに彼から離れて焦る。
どうしよう…今出来たら…。
近付いてきた彼が膣に指を入れてくる。
ナカから精液を掻き出し洗い流した。
私はすぐに浴室から出て服を着て、急いで彼の部屋に戻る。
スマホですぐにアフターピルを検索したが、私の後を追いかけてきた彼に後ろから抱きしめられ、スマホを取られた。
「出来たら、産んでや。」
私のことも考えないでそんなことを言う彼に怒りが湧いたが抑えて、溜め息を吐く。
確かに彼との間に子供が欲しいと思ったことはある。
だが、今はそんな場合ではない。
妊娠中に宗四郎さんは傍にいないし、力をつけた怪獣9号がいつ現れるかわからない。
とりあえず今は調べるのをやめて、彼と別れてからにしよう。
優しくタオルで髪を拭かれながら、気持ちよさに目を瞑る。