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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第14章 保科家


「ちゅーだけさせてくれへん?」


ちゅーだけだよと念を押して振り返り、彼の胸に手を起きながら上を向く。

好きやと吐息混じりに囁いて唇が触れる。

すぐに唇が離れて、至近距離で見つめ合った。


「あかん…舌入れてもええ?」


「いいけど…それ以上はダメだよ?」


わかっとると言いながら指を私の腰で絡め腕の中に閉じ込めて、少し顔を傾かせて近付いてきたので目を閉じる。

少し唇を開くと唇を何度も食んで、ちゅっちゅとリップ音を響かせながら、少し唇が離れる度に、好きや、可愛ええと囁かれる。


いつまで経っても舌が入ってこないので薄く目を開くと、赤紫の瞳と目が合い驚いた。

めちゃくちゃ目開いてる…。


そのまま見つめていると、薄く開いた状態になり弧を描く。

キスしながら笑ってるの?


なかなか舌を入れて来ない彼に痺れを切らして、自らその唇の隙間に舌を忍び込ませた。

すると、唇で舌を挟まれそのままちゅうちゅうと吸われてしまう。


舌の先が彼の舌にあたる度に、鼻にかかった声が漏れた。


吸うのをやめた彼は齧りつくように唇を押し付けてきて、私の口内を激しく犯していく。


腰で絡めていた指はスルスルと脇腹を撫で、そのまま上に上がっていき膨らみの下まで来たとこで、彼の腕を掴んだ。

キスだけだと言ったじゃないか。

上顎をなぞられ力が抜けたタイミングで、すぐに胸を鷲掴まれた。

そのままヤワヤワと揉まれる。

どんなに離そうとしてもビクともしない。

力を入れているはずなのに、胸を揉む手はどこまでも優しい。

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