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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 不調


血が出ていたのは手術のせいかと聞かれたが、たぶん違うだろう。

というか、今日ずっとお腹が痛かったのだ。

体調が悪かったのでそのせいかと思っていたが、どうやら別のが原因らしい。


「あ、あの、ごめんなさい…たぶん、生理になった…。」


「え……あ、そうなん?ごめんな、気付かんくて。痛いんちゃう?」


お腹を擦ってくれたので、頷きながらありがとうと言った。


シャワーを浴びるか聞かれたが、疲れたと首を振ると、僕が支えたるからと無理やり浴びせられてしまった。
汗もいっぱいかいたし顔にかけたし、気持ち悪いやろと。


抱えられてシャワーから戻ってきてベッドに置かれると、またどこかへ行った。

どうやら下着を持ってきたらしい。

宗四郎さんはすでに下着を履いている。


「これ、前置いていったパンツ…とナプキン残ってたから持ってきたで。」


付け方わからへん、と下着とナプキンを渡される。

起き上がりながらありがとうと受け取り、恥ずかしいが股関節や腰が痛いので、そのままナプキンをつけて履こうとしたら、痛いと言ってしまったので彼が奪い取り履かせてくれた。


「2時なってまうなぁ。もう寝よか。」


私の横に横になり布団を一緒に掛ける。


肘をついて置き上がり、どした?と聞く彼の胸の上に身体を乗せた。

スリスリと頬を寄せると抱きしめてくれる。


「すきぃ…。」


「うん、僕も好きやで。」


頭を撫でてくれるので、その気持ちよさに目を閉じると、そのまま眠ってしまった。

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