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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 不調


髪を乾かしてから寝室に入りベッドに横にならせられると、乾かしている時からの眠気が一気にきてしまう。


「遅なってしもたな。せやけど、まだ寝させてあげれへんで。」


時計を見ると23時になろうとしていた。
まだいつも寝ている時間ではないが、最近眠れていなくて、彼が傍にいることで安心して眠くなってしまう。


上に覆い被さる彼を見つめてふにゃっと笑うと、そんな眠いん?と笑われてしまう。

大丈夫と言って彼の頭を引き寄せてキスをする。


「眠い時の美影可愛くて襲ってまいたいけど…寝よか?」


「やぁ、して…。」


すごく眠くてちゃんと目を開けれないけど、私だってしたくて堪らないのだ。


無理してするもんじゃないと言われるが、その口を私の口で塞いで舌を絡める。

そうしていると彼の舌の動きは激しくなり、ぴちゃ、くちゅと水音をたてながら口内を犯された。


離れた唇は熱い吐息を私にかけて舌を這わせながら、顎、首、胸と下りていく。

ちゅっちゅと何度も吸いついて痕を残してから、その唇は硬くなった先端を食んだ。


甘い声を漏らしながら快感に目を瞑っていると、眠気が飛んでいかない。


「今にも寝てまいそうやん。」


刺激がなくなったのでなんとか目を開けると見つめられていた。


「ねぇ…どんな風にしたの?」


「なに……あぁ…僕はなんもしてへんよ、相手が勝手に僕の上に乗って腰振っとった。すぐ中折れしてもうたけどな。」


眠い身体を無理やり起こして、宗四郎さんを仰向けにさせる。

上を向いたモノの上に跨りナカに挿れようとしたら、腰を掴んで押さえられた。


「嫌や、君のことは僕が気持ちようしたい。それにそないにすぐ挿れるもんやない。……こっちおいで。」


腰を前に引っ張られたので促されるまま進むと、彼の顔の上に跨る形になってしまった。

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