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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第11章 不調


宗四郎さんがスマホと睨めっこしながら買い物を終わらせ、彼の家につくと、休んどってと私をソファに座らせたので大人しく待っていると、焼き魚にたまご巻き、豆腐とサラダという、朝ご飯みたいな料理がテーブルに並べられた。


「栄養あるねんて。フルーツヨーグルトもあるから、後で食べよな。もし、食欲ないんやったらヨーグルトだけにするか?」


せっかく作ってもらったのだ、食べなければ失礼だ。
というか、見たらめっちゃお腹空いた。


「ううん、お腹空いた!ありがとう!」


頂きますと手を合わせて料理に手をつける。

どれも美味しくてほっぺが落ちそうだった。


食べ終わり一緒に片付けをしようとすると、また座っとってと言われ、肩を押さえられる。

手伝いたかったが大人しく座っていたら、食後のデザートが運ばれてきた。

さっき言っていたフルーツヨーグルトだ。


結構お腹いっぱいだが、この量なら食べられそうだ。


食べ終わりご馳走様でしたと手を合わせれば、お粗末様でしたと返ってきた。


彼が私が使った食器も片付けようと手をかけた為、今度はありがとうと言って、ソファに座ったままでいたら、お風呂を沸かして食器を洗い始めた。

急いで彼の元へ行き、それは私もやるとすごい形相で言えば、笑いながら拭いてくれと言われたので、隣に立って、彼が洗った食器を拭いていく。


洗い終わってまだお風呂が沸かないからソファに座ると、宗四郎さんが肩揉みを始めてくれた。


「お、前よりようなっとるやん。」


「猫背にならないように意識してたもん。」


宗四郎さんは肩が凝らないんだろうか。事務仕事も多いだろうに。

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