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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第9章 決断


すぐに戻ってくると、濡れたタオルで私の顔を拭く。

あったかい…。


顔を拭き終わったあとに手を拭いて、水を飲めと言われた。


私が水を飲んでいれば、身体がどんどん綺麗にされていく。

最後に足を開かれて性器を拭かれ、その後まじまじと見られた。


「やっ、恥ずかしい…。」


「もう溢れてこうへんよな思たけど……見られて興奮しとるん?」


驚いて、飲んでいた水を吹き出してしまった。

かかってしまったようで、冷たっ!と言いながら顔を腕で拭った。


すぐにペットボトルに蓋をして、彼の顔を掴む。

残っている水を拭き取って謝れば、笑っていた。


宗四郎さんは最後にまた性器を拭くと、シャワーを浴びるから寝ててもいいと脱衣所に消えた。


元々、目が覚めた時から瞼が重くてちゃんと開けれていなかったので、布団を掛けてまた眠った。


目が覚めて時計を見ると、お昼近くになっていた。

やば、仕事…。


宗四郎さんもいないのですでに仕事をしていると思い、副隊長室にいるかわからないが、椅子に掛かっている彼のジャージで前を隠しながら部屋を出てみる。


副隊長室では宗四郎さんと亜白隊長がソファで向き合っていた。

私の格好に気付いた彼は、頭を抱えて飽きれたように溜め息を吐く。


誰かいたとしても宗四郎さんだけだと思っていたから……男の人じゃなくてよかった…。


「三浦、随分と涼しそうな格好をしているな。」


「すみません、隊長。」


かわりに謝ってくれた彼に感謝しながら、失礼しましたと叫んで、部屋に戻る。


少し水を飲んでから服を着た。

身体は随分楽になったようだ。

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