第9章 決断
そんなことを考えていたら太腿にチクッとした痛みが走り見てみると、宗四郎さんが吸い付いて痕を残していた。
胸とかにもいっぱいつけたくせに…。
「ここにもつけておかんと、また抱いてないんかて笑われてまう。ほんま、抱かんわけないやろ。好きな女前にして抑えられるわけないやん。しかもこんなえろい女やで、無理やて。」
ボソボソと呟いていて思わず笑ってしまった。
「なんや?余裕そうやな。……あの男には美影のことイかせられへんねん。下手くそが。ナカ傷付いてたらシバくぞアホ。しかも胸に傷付けおって、僕のおっぱいになにしてくれてんねん。」
ダメだ、耐えられない。笑いが止まらない。
さっきまで普通だったのに急にどうしたのか。
とても嬉しいことを言ってくれているのだが、いつもと違う彼を見て笑いが止まらない。
笑うなと陰核に吸い付かれて、喘ぎと笑いが一緒に出てしまう。
「そんな笑うんやったら、弄ってあげへんぞ。僕やないとイけへんくせに…ええんか?」
「ふふっ、ごめんなさい、もう笑わないから…イかせっ、あっ!んぅ……まっ、ああっ!!」
喋ってる途中で陰核に吸い付かれぢゅうぢゅうと音をたてながら、舌で剥かれる感覚がし、腰をビクビクと動かして達してしまった。
少し口を離し私の痙攣が収まると恥丘を指で引き上げて、ゆっくりと確かめるように舌先で陰核の皮を剥いていく。
そして出てきた亀頭を触れるか触れないかの優しい舌使いで、私を翻弄する。
なにこれ…ありえない程気持ちいい。
何度も何度もイってしまう。
イく度に舌は離れるが、その感覚は短くなっていき、終いにはイっても愛撫はやめてくれなくなった。
イきすぎて上手く呼吸が出来なくなり、はっはっと短く呼吸をする。
「美影、深呼吸や。一旦やめたるから。」
「はっ、も…いい…はっ、はぁ……もう、イきたく、ない……んぅ、はぅ……。」
「ん、やめよか。クリイキばっかして疲れたやろ?」
優しくそう言って、足の間から抜けると私の足を真っ直ぐに戻し股関節を撫でてから、隣に横になり頭を撫でてくれる。
深呼吸をして楽になってくると、撫でられる気持ちよさに瞼が重くなってくる。
寝てええでと優しく声をかけてくれるので、そのまま眠ってしまった。