• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第9章 決断


その後はみんなと別れて女子寮に向かう。


寮の入口で中之島小隊長に会ったので、何をするつもりなのだと宗四郎さんは揶揄われていた。

ここでは何もしない後でするのだと、中之島小隊長に返している。

何を言っているのだ言うように彼を見ると、ええやんかと笑いながら先程より乱暴に頭を撫でてきた。


「私よりも先にいい男捕まえやがって。」


中之島小隊長に腕をつつかれたので反応しながらも、付き合ったことを知っているのかと疑問に思った。


「5年も我慢してきたんだからいいじゃないですか…というか、付き合い始めたの知ってるんですか?」


彼女は私の質問に雰囲気が違うから気付いたと言った。

わかる程違うのだろうか?

変わったと言えば、みんなの前でいちゃつくことが増えたことと、愛の言葉を囁き合うようになったくらいで、みんなといる時はそんなに前と変わらないと思う。
元々いちゃつくことはよくあったし…。


前までは2人共辛そうな雰囲気が所々出ていたが、今はただ幸せそうにしか見えないと言われた。

そう言われて恥ずかしいが、なんだか嬉しい。

宗四郎さんと同じことを感じてるのだと…。


中之島小隊長とは別れて部屋に行くと、ルームメイト2人がいて、めちゃくちゃ驚いていた。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp