第8章 告白
入り口は痛いがそれを忘れるくらい気持ち良くされて、喘ぎながら生理的な涙が溢れる。
それに気付いた彼は指の動きを早めたので余計感じてしまうし、くちゅくちゅと卑猥な音も鳴ってしまう。
「もう1本入れるで?」
「あっ、う、んっ!いれて…。」
彼の喘ぎ声を私の声が遮って、聞きたいのに聞けない。
一度指を引き抜くと、2本の指を膣口に宛てがい、私の反応を確かめるように沈めてきた。
1本の時と比べ物にならないくらいの痛みが走るが、出来るだけ力を抜いてそれを受け入れる。
「うん、大丈夫や。そのまま力抜いとき。ちゃんと気持ちようしたるから…。」
指を全て入れた彼はまた少し引き、気持ちいいところを責める。
今度は2本の為、先程よりも巧みに撫で回す。
痛いのに気持ちよくて、その痛みすら快感に変わりそう…。
でもやっぱ痛くて、腰を引かせた。
それに宗四郎さんは気付いてくれて一旦動きを止めて、腰を曲げた。
唇が触れ合い熱い舌が私の舌を絡め取る。
唾液と舌が絡んで蠢いて…頭の中がキスでいっぱいになると、唾液を垂らしながら彼の唇は離れた。
それを飲み込んで、彼の後頭部を押さえ、今度は私から口付ける。
そんな私に彼は嬉しそうな笑い声を漏らし応える。
宗四郎さんみたいに気持ちいいキスは出来ない。
それでも必死に舌を絡めていると、彼の舌に主導権を握られた。
角度を変える度に出来た隙間から声が漏れる。