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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第7章 立川基地襲撃


治療を受けれるとこまで来て副隊長と離されそうになったので、私はそのまま彼の腕を掴んだ。

離れたくない…。


「僕も行ってええか?」


副隊長が私を治療しようとしている人物に問いかけると、私が服を脱がないといけないからと言うので、私は一緒でも大丈夫ですと言って、2人で歩き出した。


治療室につくと、スーツを脱いでくれと言われたので、上半身だけ脱ぎインナーも脱いで下着姿になる。

下着を外せるかと聞かれたが、腕が動かなかった。

それなのにいきなり胸の締め付けがなくなったので、何かと思って振り返ったら、副隊長がいたので、彼が外してくれたのだろう。


副隊長も隣で治療を受けていく。


最後に包帯を巻かれて治療は終わった。


この上にまた身体の線がくっきり出るインナーやスーツを着るのが嫌で、そのまま出ようとすると、アホかと言われ止められた。


どうやら彼も治療が終わったらしく、待っとれと言いどこかに行ったので、大人しく待つ。

少しすると彼がジャージを着て戻ってきた。


「すまん、さすがに更衣室には入れんから、僕の持ってきた。」


そう言いながら、私の肩にジャージを掛けてくれる。
彼の匂いがする。

袖に腕を通しファスナーを閉めた。


手が隠れてしまった…。
身長差がそこまであるわけじゃないのに…。


立ち上がって彼にお礼を言い、もう一人で歩けますと言うと、手を引かれて歩く。

袖で手が隠れているので、袖ごと手を繋がれてしまった。

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