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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第2章 防衛隊選別試験


あれから少し経ち今日は隊員任命式。

先日、亜白隊長が病室に来て合格だと言ってくれた。
副隊長はあれから1度も来てくれなかった…当たり前と言えば当たり前だけど。
入隊前の解放戦力3%の雑魚のとこになんか用もなければ来るはずもない。


式場に入る前にキコルちゃんの姿を見つけて声をかける。


「あんた…無事でよかった。」


「キコルちゃんも!私は三浦美影!これからよろしくね!」


握手をして笑い合った。

もうキコルちゃんのことは苦手じゃない、むしろ好きだ。
最初は自己中だなって思ったけど、本当は誰よりもみんなことを考えてるってわかったから。


そういえば、先輩や市川くんはどうだったのかな。
市川くんは大丈夫だろうけど、先輩は……。


中に入ると市川くんや他のみんながいる…が、日比野先輩がいない。
やっぱりダメだったのかな…日比野先輩と一緒に戦いたかったな…。


「先輩!よかった!もう普通に動けるんすね。」


「市川くん!うん!もう平気だよ!」


腕を曲げて力こぶを作って見せる。制服で見えないけど。

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