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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第6章 慰労会


朝目が覚めると宗四郎さんはすでに起きていたのか、おはようさんと言われて、私もそれに返した。


やばい、めっちゃ気持ち悪いと笑う。
笑い事ではないのだがそんな彼につられて、飲み過ぎですよと笑って返した。

どうやら頭も痛いらしく、どないしよと困ったように笑っていた。


「美影は大丈夫なん?めっちゃ酔っとったやろ?」


「はい。寝てしまって起きた後は気持ち悪かったんですが、すぐよくなりましたよ。」


飲んだ量も違うからだろうか、私は何も不調はない。


昨日そのままこちらに来たので、持ってきていたスマホを開き調べると、コーヒーがいいそうなので、コーヒーを淹れに副隊長室へ行く。


コーヒーを淹れ戻ってきて、一度寮に戻って着替えをして来ると伝えてから部屋を出た。


寮の部屋に戻るとみんな起きて準備をしていた。

私も着替えをし髪を整えてから、みんなに副隊長の体調が悪いからすぐ戻ると伝えると大丈夫なのかと聞かれ、私もわからないが彼なら大丈夫だろうと答える。


急いで彼の部屋に戻ると、飲み終わったコップが机に置いており、宗四郎さんの姿はなかった。

脱衣所に繋がる扉を開けると水の音がして、すりガラスの向こうに人影が見えたので、シャワーを浴びているようだった。

大丈夫なのだろうか…。


上がってくるのを待とうと思い、コップを持って副隊長室のコーヒーメーカーの横にある蛇口のところへ行き、コップを洗った。


部屋に戻って、まださすがに上がってきていないので、ベッドに腰掛ける。

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