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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第5章 嫉妬


息を整えていると、何か出た感覚がしたのを思い出し、顔を上げて下を見た。

宗四郎さんの口元や頬、肩まで濡らしていた。
顎からポタポタと雫が零れ落ちる。


急いで起き上がり謝る。


「さすがに飲み切れんかったわ。溢れてもうた。」


飲むって...そんなの飲んだらだめ...。


「でも、出来たなあ。潮吹きさせてみよ思っとったけど、こんなすぐ出来る思わんかったわ。」


敷いていたタオルで濡れたところを拭いながら笑う。


潮吹きって...あの、なんかよくわかんないけど、えっちなやつ?
前に興味本意で見たAVを思い出した。
女の人めちゃくちゃ気持ちよさそうに乱れていたが、私もあんな風になっていたのだろうか...。

私、エロ漫画かAVの知識しかないのか...。


自分を拭き終わると、私の太腿等を拭いていく。


またシャワー浴びんとなと言いながら上がってきて、私のおでこに口付ける。


「可愛かったで。」


目の前で笑う彼の頬に手を添えて引き寄せ、その綺麗な唇に私のそれをつける。

宗四郎さんが悪いんだ。

私の大好きな笑顔で目の前にくるから...抑えられなくなる。


「ちゅーはあかん言うたやん?」


言葉とは裏腹に嬉しそうに笑う。


舌は大丈夫か?と口を開けられたので舌を少し出すと、もう血は出ていないようだ。

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