• テキストサイズ

あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第5章 嫉妬


勃ったって言っていたのを思い出し、机から起き上がって、宗四郎さんの隣にきた。

私を見上げて首を傾げる彼。


「あの、それ...。」


膨らんだ股間を指差す。


「ん、ええよ。今日はそういうことしぃひん。ただ...もう少しくっついてたい。」


腰を抱き寄せられ、お腹に彼の顔を埋められる。

すると、そのまま上を向いて目を合わせると、君がしたいんならするけどなと笑う。


首を横に振りながら髪を撫でて抱きしめた。


「好き。」


「犯すぞ。」


怖い〜と言いながら腕を撫でて離すように促し、解放されると、目線を合わせておでこをくっつけた。

見つめ合ったまま、また好きと言おうとすると、言う前に手で口を押さえられ、言わせへんぞと目の前に八重歯が見えた。


「あんま言わんで言うたやん。そんな意地悪せんといて...。」


八重歯が見えなくなり眉が下がる。


名前を呼びながら頬を掴み顔を上げさせる。


「私もしてもいい?」


一瞬驚いて目を開いた彼だが、また弧を描くように閉じて唇が開かれる。


少し口内で唾液を貯めて、それをそのまま落とした。

喉仏が上下するのを確認し一瞬の隙をついて、彼の唇に私のソレを押し付けた。
そのまま舌を入れ、宗四郎さんの舌に触れる。


思いっきり肩を押されて離されると、その勢いで彼が座っている椅子は後ろに移動する。


唇が離れた時、舌が彼の八重歯に擦れて痛みを感じ、口を押さえた。


「なにすんねん!!キスはせぇへん言うたやろ!」


「ごめんなはい...。」


痛みではっきり喋れない。


口を押さえたままの私に気付き、近付いてくる。

どうしたと覗き込まれて、押さえていた手を引かれる。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp