• テキストサイズ

短編集【呪術廻戦】

第1章 私の恋 夏油傑 (出会い編)




春。


私はここに新しく入学する。


門の前で私は新しいバッグを抱きしめ気合いを入れていた。


第一印象が大事。

髪型、制服、コンタクト、靴の汚れ、軽いメイク、何度も何度もチェックした。



「よし。いくぞ。」


気合い十分で私は教室に目指した。



前もって教えてもらっていたのは同級生は私を含め全部で三人。
二人とも男の子とだけ聞いている。



一年と書かれた教室の前で、一呼吸。

少し話し声がするからきっともういるのだろう。


私は謙虚に行こうと、静かにドアを開けた。



「しつれいし…」

ます。と言う言葉は続かなかった。


バフっと音と共に頭の上に何かが降ってきて、白い粉が目の前に広がったからだ。



「…。」


「あーーーっはっはっは!!二人目!今年の一年は豊作だな!!!」

「悟。笑いすぎだ。今年のって言うが、今年初めてするだろ。」

「こんなの引っかかって術師出来んのかよ!マジかよ!!ひーー!」

バンバンと膝を叩いて笑う男と、その横でくすくす笑う男。

その後ろには同じ罠に引っかかったであろう金髪の男がいた。




「…あ?」


私はドアに手をかけたまま、白髪の男を見た。

絶対あいつがやったに決まってる。



「お。」

私と目があった白髪男はにやっと笑った。

綺麗にまとめた髪の毛も乱れ、親に買ってもらった制服も1日で汚れた。


「何すんだよ。」
「何ってテストだよテスト。術師なら隙を作らないってやつ。」
「で?そのテスト受かってどうなんだよ。」

私は肩をパンパンと払いつつ白髪男に近づいた。


「別に?俺がおもしれぇだけ。」
「あ?」

/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp