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Thaw

第6章 終戦


琴華side

私達が戦いをしている最中にある人物が来たらしい。

もちろん想像はできた。天野直登。私達の父であり、元黒薔薇の総長だ。

私達は、あまり良い思い出はなかった。幼い頃からかわいがってくれた、それだけいうと良い家庭かもしれないが、実際、家族との仲を引き裂いた張本人だからだ。

父は私達を蒼姉とあまり一緒にさせたくなかったため、学校も違うところへ通わせていた。

だが、今日決着がつくだろう。何故なら彼が死ぬから。

家族の誰かが殺すことは分かっていた。

そして、父を殺したのは、、、、

*****

紫音side

父を殺したのは、蒼姉だった。まぁ、あれだけひどい扱いをされればそうだろう。

ただ、私達がびっくりしたのは、蒼姉が白夜藤四郎を持っていたことだ。

不明だったはずだが、蒼姉が持っていたみたいだ。

ただ、蒼姉が持っている姿はとても、、、

*****

朱音side

白夜藤四郎に似ていた。

昔、数々の刀たちには霊が宿っているという話を聞いた。

信じていなかったが、本当だったみたいだ。

蒼が刀を持ったその姿は白夜藤四郎そのものだった。

そしてその姿はとても、綺麗だった。

*****

黒薔薇幹部side(黒薔薇幹部ー天野姉妹)

蒼は父親を斬ったあと、倒れた。

きっと今までの恐怖の糸がとけたからだろう。これで蒼も自由に
なれるだろうと思い、

彼岸花の奴らに言った

光「総長がいなくちゃ、うちはあまり機能しなくてね、また今度続きでもしないかい?」

由「そっちはちゃんとした人間でしょうから、疲れているでしょう?」

海「今日はゆっくり休んでまた後日な。」

聖「総長が起きたら連絡させてもらう。」

陽「じゃあ、また次回会おう。」

俺たちは家へと帰っていった。
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