第6章 終戦
琴華side
私達が戦いをしている最中にある人物が来たらしい。
もちろん想像はできた。天野直登。私達の父であり、元黒薔薇の総長だ。
私達は、あまり良い思い出はなかった。幼い頃からかわいがってくれた、それだけいうと良い家庭かもしれないが、実際、家族との仲を引き裂いた張本人だからだ。
父は私達を蒼姉とあまり一緒にさせたくなかったため、学校も違うところへ通わせていた。
だが、今日決着がつくだろう。何故なら彼が死ぬから。
家族の誰かが殺すことは分かっていた。
そして、父を殺したのは、、、、
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紫音side
父を殺したのは、蒼姉だった。まぁ、あれだけひどい扱いをされればそうだろう。
ただ、私達がびっくりしたのは、蒼姉が白夜藤四郎を持っていたことだ。
不明だったはずだが、蒼姉が持っていたみたいだ。
ただ、蒼姉が持っている姿はとても、、、
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朱音side
白夜藤四郎に似ていた。
昔、数々の刀たちには霊が宿っているという話を聞いた。
信じていなかったが、本当だったみたいだ。
蒼が刀を持ったその姿は白夜藤四郎そのものだった。
そしてその姿はとても、綺麗だった。
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黒薔薇幹部side(黒薔薇幹部ー天野姉妹)
蒼は父親を斬ったあと、倒れた。
きっと今までの恐怖の糸がとけたからだろう。これで蒼も自由に
なれるだろうと思い、
彼岸花の奴らに言った
光「総長がいなくちゃ、うちはあまり機能しなくてね、また今度続きでもしないかい?」
由「そっちはちゃんとした人間でしょうから、疲れているでしょう?」
海「今日はゆっくり休んでまた後日な。」
聖「総長が起きたら連絡させてもらう。」
陽「じゃあ、また次回会おう。」
俺たちは家へと帰っていった。