第6章 終戦
蒼side
父「だめじゃないか戦いの途中で倒れたりなんかしたら。やっぱりお前を手放して正解だったなぁ。」
蒼「お、お父、さ、ま」
父「何故、ここでしているんだい、誰が許可した?答えろ役立たず。」
香「私がここですると言ったの、ごめんねお父さん。」
あぁ、あのときと一緒だ。そうだ、あなた達はこの人に好かれてたね。
父「あぁ、香菜が言ったのか。なら許してあげよう。」
もう、嫌だな。こんなやつなんて
蒼「死ねばいいのに、、、ボソッ」
父「なにか、言ったかな?蒼?」
蒼「あんたなんて、あんたなんて死に腐れ!」
私は、怒りの感情でいっぱいだった。
自分の青い目を指でなぞる。
すると、私の片手が青い炎で燃え上がった。
その手から一振りの刀を取り出す。
『白夜藤四郎』数々の刀を打った粟田口吉光が打ったとされる伝説の刀だ。
存在するかどうか不明な刀だが、どうやら私の眼に宿っていたら
しい。
蒼「私は、ずっと貴方の娘に生まれたことを後悔してる。」
そう言い私は父を斬った。
今まであった恐怖の糸が一気にほどけた気がした。
そして私は、気を失った。