第3章 決戦
由紀side
橙「夕緋!大丈夫か‼」
どうやらもう一人は夕緋というらしい。
すると背後にいた香菜が喋りだした。
香「彼岸花の幹部なのに、一発でこうなるとは。彼岸花のクラス2ndはよっぽど低レベルみたいだね。」
雪「ちょっと香菜、そこまで言わないの。可哀想でしょうw」
どうやらふたりとも煽ってみているらしい。
夕緋の反応が気になるのだろうか。
するとふらふらとした足取りで立っていた夕緋が喋りだしたと思
ったら
夕「ふふ…あははっ!こんな感覚は久しぶりだよ…。やっと骨のある敵が来た…!」
意味のわかんないことを言い出した。
由(ということは今までの敵が相当弱かったということかな?)
と二人に言ったところ脳内で爆笑してた。
すると何かを悟った雪菜が言い出した。
雪「鼻血ダラダラ出してふらふらしてる奴が何いってんのかっ!」
武器を取り出した。そう予想できていたかのように雪菜はバリアを出した。
雪「やっぱり、男子って本当脳筋よね。武器とか暴力なんかじゃ私達には勝てないのに。」
夕「残念。遠距離からじゃぁないんだな。」
間合いを取られてしまった。殴られるそう思った瞬間、
なにかの音がした。それは、香菜の攻撃の音だった。
香「ごめんね。こっちは全員無事で帰る約束してんの。そのためなら手段は選ばないよ。」
雪「ありがと、香菜。」
香「分かってたくせにねぇ〜。」
咄嗟に後方へ下がられてしまった、だが
由「いい仕事したんじゃない?香菜。」
香「お安い御用よ。」
そう話していたその時、夕緋が橙也にひっぱられた。
その後ろから出てきたのはある一人の女だった。
その女は、花歌というらしく
花「私の飼い犬に怪我を負わせた罰よ。私のお気に入りを存分に
味わいなさい。」
そう言って、懐から2丁の音響銃を取り出し、ピストルグリップを引いた。
雪「っ!耳塞いで!」