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大嫌いな自分

第1章 始まり


朱音、香菜、琴華、紫音、そして私、蒼この五人は仲の良い姉妹
で有名だった。

喧嘩もするけど、結局仲直りは早くていつも一緒にいた。

放課後、弓道をした帰り道、私達はコンビニに寄っていた。

いつものようにアイスを買ってみんなで分けていた。

「蒼、今日も絶好調だったじゃん!」

と朱音が言う。

「そう?いつも通りだったでしょ?」

「はぁ!?あんたそれ本気?喧嘩売ってる?」

「売ってませんけど〜?なにぃ〜?香菜ちゃん羨ましがってるんですか〜?可愛い妹ちゃんですね〜。」

「あんた喧嘩売ってんの?殺すよ?」

「売ってないんだけど、何そっちこそ喧嘩売ってるわけ?」

「は?文句ばっか言ってんじゃないわよ。」

「あ”?黙れよ。」

「まぁまぁ落ち着いてよお姉ちゃん」

いつも通りの香菜と蒼の喧嘩、これが最後だと思ってなかった。

そして紫音が止める、これがセットだった。いつも通り喧嘩なんてせずに、あんな事言わずに、もっと優しい言葉をかけることができれば良かったのに。

喧嘩をしていた次の瞬間

「危ない!」

誰かの声が響いた、きっと琴華だろう、私の目に写ったのは四人の姉妹がトラックに引かれている姿だった。
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