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【DMCバージル夢】貴方と生きる【第二章開始】

第2章 最初の朝


ビアンカは、ゆっくりと目を開けた。窓の外から射し込む朝の光が、寝室の床に長い影を落としている。隣のベビーベッドでは、ネロがまだ静かに眠っていた。昨夜の出来事を思い出し、無意識のうちにその小さな頭を撫でる。

──バージルが、ここにいる。

信じられないことだった。悪魔を切り伏せた後、彼は去らなかった。ただそれだけの事実が、胸の奥を強く締め付けた。

(でも、いつまでいてくれるんだろう)

その考えを振り払うように、ビアンカはベッドを抜け出した。

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