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【DMCバージル夢】貴方と生きる【第二章開始】

第12章 守られること


 ビアンカは「守られる」という感覚を知らなかった。

 それが当然だと思っていた。

 魔女の血を引き、それなりに過酷な運命を背負わされてきた。

 誰かに庇われることもなく、自分の身は自分で守るのが当たり前だった。

 だからバージルがそばにいることに、最初は強い違和感を覚えた。

生まれたネロにも、暫く困惑を消せなかった。

 だが、ある日ふと気がつく。

 それは、ほんの些細な出来事の積み重ねだった。
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