第11章 第１部　エピローグ

　こうして、彼らの物語はいったんの終わりを迎えることになった。

　しかし、これはむしろ始まりであると、二人とも理解していた。

　人生はまだ半ばだし、築き上げていくべきものはまだまだたくさんある。

　解消すべき問題も、たくさん。

　けれど彼らはこれからも進み続けるだろう。

　２０年という歳月をもって、ようやく結ばれた二人なのだから。





―To be continued to the next stage
（明日より新章スタートします…2025.02.12）