第3章 表があれば裏がある
●?? ??● 〜東京体育館〜
「今日もかわいいっスね〜
大好きっスよ〜♡」
「もぅ!また冗談ばっかり!
いい加減子ども扱いしないで」( *`ω´)
白銀の少女は、“かわいい”という褒め言葉を、お世辞だと勘違いしたのか。
“大好き”という告白を、子どもに向けた愛情と同等だと思ったのか。
自分の顔を覗き込む男の子に向かって、ぷくっと頬を膨らませた。
その様子が、また可愛らしい。
「そんな可愛い顔されたら…
オレ我慢できなくなっちゃうっスよ。」
「なに言ってるのよ。
トイレは我慢しないですぐに行きなさいって
いつも言ってるでしょ?」
「(報われないっス...!!)」(涙)
「「 (不憫...) 」」