第1章 憧れの烏野高校。
「何で居る!?」
「!?」
「・・・・?」
喧嘩??
小さなオレンジ頭の男の子は、背の高い黒髪の男の子に大きな声で叫んだ
オレンジ頭「影山飛雄!!」
影山飛雄??黒髪の男の子の名前かな?
影山「・・・・お前!・・・去年の・・・・・・・・・・・・・・・・名前は知らない」
オレンジ頭(ガーン)
あ、今明らかにガーンって顔した!!
オレンジ頭「俺の名前は日向翔陽だっ!おぼっ、覚えとけっ」
景山「・・・・」
日向「一回戦で負かしたチームのことなんか覚えてないかもしんないけどなぁ、俺は」
景山「お前の事はよく覚えてる」
日向「!?」
2人とも1年生・・・だよね?
というか、私もいるんですけど・・・・・
全く気づいてもらえず、完全に入っていくタイミングを見失ってしまった・・・・・・汗
「あのー・・・・」
景山「クソ下手くそな奴!!」
日向「!」
「もしもーし」
日向「・・・バ・・・バカにすんなよ・・・!!確かにあん時はボロ負けしたけど、次は負けない!!!」
えー・・・・どうしよう・・・・
全然気づいてもらえない・・・・・・
それに日向ってコ、あれ・・・怒ってるんだよね!?必死なのが伝わってくるよ
日向「・・・・・あっ・・・っていう風に決意して俺は烏野に来たのに何でお前が居るんだ!同じチームに居たんじゃ倒せないじゃねーか!!今はもっと"強豪!"って感じの学校があるだろ!何でソッチに行ってないんだよ!?」
影山「・・・県内一の強豪には落ちた」
日向「!!?」
二人とも中学時代のライバルだったのかな?
日向君が一方的にって感じにも見えるけど・・・・
影山君は県内一の強豪校落ちたんだ・・・・
「・・・・って!!えぇ!?烏野が県内一の強豪なんじゃないの!?」
影山・日向「っ!!!?」
「あっ・・・・・ここっ、こんにちはぁ~・・・・・」汗
しまったぁ!!ついつい声を張り上げちゃった!!
なんだか、私が憧れに憧れを抱いた烏野高校バレー部は、その面影を無くしてしまっているようだった・・・・・・・・