第25章 憧れと嫉妬。
★★
町内会チームとの試合
町内会チームはうまくまとまりを持ち始めていた
そして私たち烏野バレー部の皆も負けじと調子を上げていた
飛雄と翔陽の速攻にはやっぱり誰もが驚いていた
そして第一セットは町内会チームの勝利で終わった
時間は夜の7時を回っている
「お疲れ様!ドリンクどうぞ!!」
東峰「おお、ありがとう」
「いえいえ、凄かったですね!さっきのスパイク!!」
東峰「え?あ、いや、全然凄いなんて・・・西谷にもさっき怒られたばっかだし・・・」
西谷「当たり前じゃないっスか!一カ月休んだ分ちゃんと挽回してくださいよっ!!」
東峰「うん・・・スミマセン・・・」
「どっちが先輩かわかんないですね!」あははっ
先輩達と話ながらふと翔陽を見た
日向「・・・・・」
翔陽はドリンクも飲まずにただ旭先輩の事を見ている
「翔陽どうしたの?大丈夫??」
日向「えっ!?!!うんっ!全然大丈夫!!」
「本当に??」
日向「本当だって!俺次も頑張るからっ!!」
「うん・・・」
翔陽はそれだけ言ってコートに戻っていった
でもやっぱり・・・・翔陽の様子がいつもと違う気がする・・・
別に体調が悪そうとか、凹んでるとかそんなんじゃないけど・・・
澤村「時間押してるからすぐ2セット目始めよう!」
「「「オース!!」」」
少し心配だな・・・・