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私のスキを貰って下さい。

第23章 お帰りなさい。


★★


飛雄と翔陽は、練習前からもう十分なほどに体はあったまっている

体育館にはいつの間にか皆あつまっていてストレッチを始めていた



「飛雄も翔陽も、そろそろ切り上げたら?」

影山・日向「「あともう1本っ!!」」



何でこの二人はこんなに元気なんだろう・・・

凄まじいほどの体力だと思う

私は2人の邪魔にならない程度に汗で濡れてしまった床を拭く

皆が滑ってこけちゃったら危ないからねっ!

しっかり拭いとかないと・・・

床を拭きながら、旭先輩の事を考えていた

本当は戻りたいけど、戻りづらいって思ってるのかもしれない・・・

だったら何か戻りやすい雰囲気を・・・・・




田中「なーノヤっさん」

西谷「あ?」

田中「こっち来れない間の”特訓”って何やってたんだ?」




旭先輩の事を考えてたら、龍先輩と西谷先輩の会話が耳に入った



西谷「んー主にブロックフォローだな!ブロックされたボールを拾いまくる特訓!」



ブロックフォロー・・・それって・・・

西谷先輩は見るたびに違う所に痣を作ってきてる

この痣はそれだけ練習してる証拠

旭先輩に何度でも跳んでほしいと思ってる気持ちがそうさせてるのかもしれない



田中「ノヤっさん、あんたマジカッチョイイ奴っ」うぅっ

西谷(ぎょっ!「何泣いてんだお前!?」

「私もカッチョイイとおもいますぅうう」うぅっ

西谷(ぎょぎょっ!?「何でお前も泣いてんだっ!?」

田中「おー!お前もわかるのかっ」涙

「わかりますぅ」涙

西谷「???」



私たちが西谷先輩の男前さに涙していると、体育館の扉が開いた


-ガララッ-



武田「おつかれさまー」



入ってきたのは先生・・・・と・・・・



澤村「集ごー・・・えっ!?」

武田「紹介します!今日からコーチをお願いする烏養君です!」

烏養「――――・・・」



あれっ・・・この人・・・



澤村「コっコーチ!?本当に!?ですかっ!?」

鳥養「音駒との試合までだからな」

澤村「はぁ・・・」

「鳥養さんっ!?」

鳥養「おー!頑張って続けてんだなっ」

「あっ、はい・・・」



私は思わぬ人の登場に驚くしかなかった
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