第21章 帰って来た守護神。
西谷「そういやお前、何か用があったんじゃねーのか?」
「あ、いえ、旭先輩ってどんな人なのかなぁと思いまして」
西谷「!」
旭先輩の名前を出したとたん、西谷先輩の眉毛がピクリとあがった
やっぱ聞かない方がようかったかな・・・?
西谷「旭さんは、ウチのエースで・・・けど、あの人は打つことから逃げたんだ!ただの根性無しだ!!」
「けど、戻って来て欲しいんですよね?旭先輩のこと、エースとして皆認めてるし、信用してるから・・・また一緒にバレーやりたいんですよね?」
西谷「・・・・・・」
この問いに、西谷先輩は答えなかった
「けど!さっきのサーブレシーブ凄かったですね!静かで正確で・・・見惚れちゃいました」^^
西谷「なっ!み、みみ、見惚れるとかお前・・・俺は潔子さんを・・・」
「あ・・・・大丈夫です。あれに回転入れて『ローリングサンダー!』とか叫べば惚れたかもしれないですね」ははは。
西谷「!!それカッコイイじゃねーか!!今度やってやるよ!!『ローリングサンダー!』」~♪
「え!?」本気か!?
西谷先輩はご機嫌になって鼻歌を歌いながら歩いて行った
西谷「ー!!早くこーい!!」
「ああ。はいっ!」
私はそんな単純な西谷先輩を追いかけた