• テキストサイズ

私のスキを貰って下さい。

第20章 私の知らない過去。


★★


龍先輩、翔陽、飛雄と別れ

澤村先輩とも別れ

私は今、孝支先輩と歩いていた

先輩はきっと、守護神の人と何かあったんだと思う

多分・・・・

だけど、それを聞いてもいいものなのか・・・

聞いたら先輩を困らせちゃうんじゃ・・・



菅原「俺の事・・・気になる?」

「ふぇえっ!!?」



突然の先輩の問いに、私の心臓は飛び出る所だった



「なっ、ななななにを突然?!」

菅原「ははっ^^が今日ずっと俺の事心配そうな顔で見てるからさ」

「そっ!それは・・・・」



バレてるぅ・・・・・・(汗)

私はドギマギしながら目をキョロキョロさせて

明らかに怪しい奴だ

そんな私に、孝支先輩は少し弱音を吐いた



菅原「俺さ・・・本当はトス上げんの怖いんだ」

「えっ・・・・」

菅原「これ、皆には内緒なっ」



人差し指を口の前で立てながら、先輩は少し笑った

私はまた苦しくなった



「私が・・・私が全部受け止めますから!!どーんと来いですっ!!!」

菅原「!」



バスの中で言った台詞と同じことを言うと先輩は少し驚いた顔をした

でもその後すぐに笑って



菅原「ありがとなっ」



そう言ってまた私の頭を撫でてくれた

何か・・・・

何かもっと他に言葉が・・・

何かもっといい言葉があるんじゃ・・・




菅原「じゃあ、また明日な」

「え、」



気づくともう私の家の前まで来ていた

歩いていく先輩の後ろ姿を見ながら



「お疲れ様でした!!また明日っ!!」



私が言えたことはそれだけだった
/ 303ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp