第2章 入部お断り。
30分後
幸い、お咎めもなく謝罪も不要
そのかわり、何も見なかった事にしろ
というのが条件で収まった
なのに、影山君と翔陽は又、澤村先輩の話を聞かずに言い合いを始めた
「ちょっ!影山君ストップ!ほら、翔陽も怖がってるし!」
影山「・・・・?」
え?わかってないの・・・・かな?
澤村「なぁ。少し・・・・聞いてほしいんだけどさ。」
日向・影山・「?」
菅原・田中(ビクーッ!!)
やっと静かになって、澤村先輩は話をしてくれた
"小さな巨人"がいた強豪烏野高校は、今や
『落ちた強豪”飛べない烏”』
と呼ばれるようになってしまっていた
澤村「烏野が春高で全国大会に出た時の事はよく覚えてる。東京のでっかい体育館で全国の猛者たちが戦ってる・・・鳥肌がたったよ」
澤村先輩の言葉に、小学生の頃に見た烏野高校のバレーを・・・"小さな巨人"を思い出す
澤村「もう一度あそこへ行く。もう”飛べない烏”なんて呼ばせない」
"小さな巨人"がいた、あの舞台へ・・・・私も行きたい
間近で見たい!!
”飛べない烏”がもう一度飛ぶ姿を