第13章 おばぁちゃんとの二人暮らし。
★★
何度も言いますが、私は親の反対を押し切って宮城県立烏野高校に入学した
過保護なパパとママが渋々許してくれた理由
それは、おばぁちゃんが宮城県に住んでいること
そして、奇跡的に烏野高校の近くだということなのです
おばぁちゃんは”おすわり”という小さな居酒屋を営んでいて、帰りが遅くない時は私もそのお手伝いをしている
おじいちゃんは数年前に亡くなり
それからおばぁちゃんはずっと一人暮らしだった
だから私がこっちに来ると決まったとき、おばぁちゃんは凄く喜んでくれた
「たっだいまぁ~♪」
客「おー、ちゃんお帰り!今日も元気だなぁ~!」
「あ、いらっしゃいませ^^」
おばぁ「ちゃんお帰り^^今日も学校楽しかったみたいだね」
「うん!楽しかったぁ♪直ぐ準備して手伝うね!」
おばぁ「そんなに急がなくても大丈夫だよ!」
「はぁ~い!」
おばぁちゃんは、私がやりたい事をいつも一番に応援してくれる
バレー部のマネージャーをやりたいと言った時も、パパとママに散々反対された
そんな中、唯一味方をしてくれたのがおばあちゃんだった
「お待たせ!!」
おばぁ「今日は何だかいつもより楽しそうねぇ、何か良い事でもあったのかい?」
「ふふふっ♪わかる?」
おばぁ「あらあら!好きな子でもできたの?」
「・・・うん・・・できた。」
おばぁちゃんは何でも話せる友達のようで、相談相手でもある
おばぁ「まぁまぁ!どんな子なの?イケメンなの?」ウフフ♪
おばぁちゃんは若いと思う
「爽やかで凄く優しいの!!3年生の先輩なんだけど・・・」
おばぁ「そう!!私も学生の頃は年上の人に憧れたわぁ・・・」キラキラ
こんなおばぁちゃんが私は大好きだ