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【呪術廻戦/五条】嘘がつけない

第21章 もう一度貴方と(番外編3の3)



優しく触れた唇は、すぐに離れた。


「……っ。」


五条は自分の口元を押さえ、ふーーっと息を吐いた。
そんな様子の五条をみて、は何かしでかしたのではと不安になった。



「…キスだけで死にそう。」
「もう…大袈裟だよ。」


しかもまだ触れただけのキス。


は物足りなさを感じて、首に回していた手をぐっと引き寄せた。


「ね。早く…」
「くっ…ダメっ!っ!今理性と戦ってるんだから!」


が引き寄せ、手をつき押し倒してる五条が顔を背けるという不思議な構図に、はぷっと笑った。


「一回…抜こうか?」

口を開け、舌を出すに五条は言葉を失った。
口をぱくぱくさせ、“あっ”とか、“うっ”と唸っている。


「いやっ…それはっ!いい案だけど、まずはの中に入れたいのもあるし!」
「ねぇ、落ち着いて。」

「落ち着いてる!めちゃくちゃにしたい!くっそ抱きたい!」

はぁはぁと、呼吸が荒い五条には痺れを切らし、上半身を起こし口付けた。


は五条のいつのも黒い上着を脱がすために、前を外した。中には黒いタイトなTシャツ。
 
舌を出し、五条の唇を舐めると、五条はごくりと唾を飲んだ。


「めちゃくちゃに抱いて欲しい。…悟さん。」
「〜〜〜〜っ!」

五条はの両頬を掴むとがばっと口付けた。

「…んっ」

大きな手のひらが頬をつつみ、は必死に舌を出した。

「っ……」

噛み付くような荒いキス。
出されたの舌を絡め、吸い付き、撫でていく。

は前が開いた服の中、着ていたTシャツから浮き出た腹筋に手を添わせた。

五条がいつも中に来ているピタッとした黒いTシャツがは好きだった。

いつも黒い上着をきて細く見えるくせに、脱いだら筋肉がある…その筋肉を堪能するようにはキスをしながら撫でていった。
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