第17章 番外編 1
「…お、おぃ…っ」
「悟さん…悟さんっ…!」
は必死に名前を呼び、唇を合わせては舐めたり、唇に噛みついたりしていた。
「、呪いの…ん…せいだか……む……」
むちゅむちゅと、何度も何度もキスをされ、五条はうまく話せなかった。
ドクッドクと高鳴る心臓に、五条もだんだんと身体が熱くなってきていた。
は上のシャツを脱ぎ捨てた。
「…わぁお。」
下着姿のに声を上げると、五条はチラッと木製の人形に視線を向け、木箱の蓋を閉めた。
そして無下限を解くと、に手を伸ばした。
「ここまでとは思わなかったけど、すごいな…これは。」
は五条の手を取ると、ベッドに引っ張った。
「はぁ……悟…」
かちゃかちゃと五条のズボンのベルトに手をかけ、急かすように外していくのに、五条はさすがに慌てた。
「ちょっ!待って待って。」
「やだ…はやく………っ、食べたいっ。」
「え、僕が食べられる側?」
は、はぁはぁと呼吸を荒げ、顔を真っ赤にし、五条のいつもの黒いジャケットに手をかけ、ジップを下に下げた。
手をお腹に這わせ、は五条の唇を舐めた。
「ん…好き……悟さん、好きっ。」
「……これは…」
目をとろんとさせ、五条の身体を求めるの姿に五条はゴクリと喉を鳴らした。
は五条の黒いTシャツの上から胸を舐めた。
「…っ、たまらないな。」
五条はの腕を掴むと、布団に沈ませた。
上に覆い被さると、は五条の頬に手を伸ばした。
「早く…っ。」
「まぁ、せっかくだから楽しもうよ。」
そういう五条も呪いは受けていないが、の心臓のせいで、鼓動は激しく、思った以上に余裕はなさそうだ。
「やだ。早く欲しい。早くやりたい。悟さん…っ!」
五条の下にいたは、五条をもう一度押し倒すと、太ももの上に跨った。