第14章 二人はずっとずっと一緒
屋敷に戻って廊下を歩いていると、急に悟さんが私の手を掴んだ。
「あ、報告書書く?私も何か書いたり必要かな。」
「いや、のことはまだ上に報告はしない。心臓が繋がってる状態のまま変に連れてかれても困るから。」
「…?」
私の手を掴む力が強い。
「悟さん?」
「抱いていい?」
「…へっ?」
ストレート過ぎて私は変な声が出た。
廊下で誰か聞いてるかもわからないし、私はおどおどと周りを見渡した。
「僕の部屋で。」
「…っ。」
手首を引かれ、全身が熱くなるのがわかった。
部屋に入ると、悟さんは私に向き合って手を握っていた。
「…悟さん?」
「ずっと…ずーーーーっとムラムラしてた!」
「悟さん?」
「制服が可愛すぎで、の学生時代とか想像しちゃってさ!前にも写真で見たけど、ナマはヤバいって!」
「悟さーん。」
「野薔薇の制服胸強調されてるじゃん!膨らみ過ぎてお腹見えちゃってるじゃん!タイツも……破壊力ハンパないって!」
「おーい。」
「車の中で太もも触りそうになった!内腿手を入れたかった!あー!伊地知いなかったら車内プレイきめこみたかった!」
「さとるぅー」
「あ、車内もどる?」
「いってらっしゃい。」
はぁ。とわざとらしく大きなため息をはいた。
「ね。このままやろ。」
「このままって?」
「教師と生徒っ。」
私は一歩下がった。
少しひいてる。
「え、悟さん今の生徒たちをそんな目で見ることあるの?それはダメだよ。本当にやめた方がいい。」
「ガチトーンやめて。見てないよ。だからだよ。」
「…よかった。野薔薇ちゃんたちをそんな目で見てたら、先生辞めさせて、私出ていくからね。」
「見てないって。子供興味ないって。怖い顔しないでよ。」
心外だな。と、悟さんは私の腰に手を回して泣くふりをした。
「ね、今から僕のこと先生って呼んでね。」
「やだよっ!」
「一回だけ!おねがい!」
「五条先生……?」
「あ。」
「…なに?」
「勃った。」