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【呪術廻戦/五条】嘘がつけない

第14章 二人はずっとずっと一緒


「んんーーー」

ぐりぐりと首を左右に振ってくる悟さんに私は力が負けて、そのまま布団に倒れてしまった。


「朝からする?」
「…す………るわけないよね?」


私の胸から顔を上げてにんまり笑う悟さんに私はぴしゃりと言った。

「朝も昼も夜もーずっとしたーい。」

変な歌なのか適当なことを言いながら悟さんはベッドから立ち上がって背伸びをした。

「でもさ。」

私を振り返り、悟さんは意地悪そうに笑った。

「最初に僕の匂いを嗅ぎにきたのだよね?」
「……。」


布団から足を下ろしかけ、私は止まった。

ーー…なんなら脇の匂いを嗅ぎにいったような気がする。

あの時から悟さん起きていたのか。


「それは…うーん。また違うんじゃない?」
「ムラっとさせてきたのはそっちじゃん。」
「ムラっと…させてない。」
「したよ。」

真顔で言うから私はたじろいでしまった。

「朝起きたら横ですやすや寝てるのみたら、好きだーって思って。」

悟さんは私の腕を引いて立ち上がらせた。

「今日からずっと一緒に寝ようか。」
「いいの?疲れとれないんじゃない?」
「一緒がいい。」
「心臓ドキドキしちゃってまた起こしちゃうかも。」
「構わない。」
「じゃあ、一緒に寝たい。」

私はそう言って悟さんの胸に飛びついた。

いつ飛びついても悟さんはいつも軽々受け止めてくれる。



すると、悟さんの机の上のスマホが鳴り始めた。


「はいはい。」

電話に返事をしながら、悟さんは電話に出た。

「あー、報告書?まだ持ってるよ。昨日日付変わって帰ったんだから仕方ないでしょ。」

悟さんは机に座って、書類をペラペラ見始めた。

「まだ書いてないよ。鬼畜だねー。今起きたんだからまだに決まってるでしょ。」

「はいはい。」


適当に返事をして、悟さんは電話を切った。




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