第10章 二人で仙台
顔を固定され、ベッドの上で口付けされている私は力がうまく入らなくて、宿儺の胸を力無く押した。
もう限界だった。
『ほら、頑張れ。』
くくっと笑う宿儺は、私の唇をペロリと舐めた。
『甘美な酒よ。貴様は。』
「はぁ……はぁ…」
不意に私の太ももに宿儺の指が這って私はビクッと驚いた。
ズボンを脱がそうとしている。
「ま、待って…!なんで!」
必要ないはずだ。
『唾液のために口付けておったが、小娘が付いて来れておらぬ。くく…ここにも体液があるではないか。』
軽く脱がされたズボンに手を入れ、下着の上から指が当てられた。
「…ひっ…や…っ」
『貴様たちに呪いをかけた呪霊は、あの男がトドメを刺して祓ったわ。呪いだけを残してな。貴様を長年守っていた呪霊を祓ったことで小娘の気配が呪霊たちに広まった。あの男のせいでな。』
ぐちゅっと、指が動かされ、私は首を振った。
「きき…たくないっ」
情報を与えられると、対価を払わなくちゃいけない。
これ以上の対価ーー…
ズボンを脱がされ、下着に手がかかる。
「や…だ…」
ぽろっと落ちた涙も、宿儺によって舐め取られた。
『甘いーー…』
先程のキスで力がもう入らない。
下着を脱がされ、太ももに手をかけられ、足を開かされた。
「…や……やだ…」
『よく垂れてる。』
私の足の間に顔を埋めると、舌でぢゅるっと舐め上げた。
「ひっ…やぁ……っ」
遠慮のない舌の動き。
「ぁっ……や…っ」
つぷっと舌が挿れられ吸われる。
『また違った甘さよ。』
息を吹きかけられ、私は震えた。
「やめ……ぃや…」
ぐちゅっとくちゅと、容赦なく音を立てられ、愛液を舐め取られた。