Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第69章 俺梨良ちゃんに甘えてた 智の梨良への想い
和也side
梨良ちゃんは賢いよ。おバカな女子に『雅にぃが良い』とかさ。女子達に『ブラコン』ってかまわれる事で、自ら『嫌がらせ』を回避してさ。
けど『密かに智くんを想う』気持ちは隠さなきゃならなくなっちゃて……
想いが報われたんだね。良かった。
潤side
「良かった。梨良ちゃんの想い報われたんだ。俺さ、人見知りだしさ。2人はカズの友達だし。素直じゃないからさ。智くんと雅紀くんが家に遊びに来るたんび、俺に話掛けてくれても心開けなくてさ。悪い事したなって。ゴメン。俺ともさ……」
「「友達だよ」」
智くんと雅紀くんが2人同時にさ。嬉しかっかたんだ。
智side
「俺。梨良ちゃんの想いに気が付いていたのにね。結翔ちゃんも魅力的な娘(コ)だからさ。梨良ちゃん……苦しかっただろうね」
「智……」
「カズ。梨良ちゃんに甘えてた。俺の話ニコニコ聞いてくれる彼女に甘えてた。女子達に『梨良ちゃんは雅紀くんのファンだよ。オイラの事なんて』とかさ酷いよね……梨良ちゃんを傷付けたよね」
「女子の嫉妬から梨良ちゃん守るにはさ。どうしたら良かったんだろうね?俺も『梨良ちゃんは相葉さんの妹だよ』とかさ……傷付けたよね」
雅紀side
「俺の力不足だよ。カズも智くんも悪くないよ。梨良を守ってくれて感謝してるんだ」
本当だよ。けど梨良は『守らなきゃならない』程、弱くなかったけどね『かまわれる』フリして、自ら火の粉を払いのけたんだから。
智side
「カズも雅紀くんも悪くないよ。梨良ちゃんが俺のトコから居なくなる!って感じて、今更焦ったりとか。俺が悪いの。
「あぁ、梨良ちゃんは優しい娘コだね。智くんは結翔ちゃんを想っていると思っていたから、離れようとしたんだね?」
潤くん……
「うん」
「梨良ちゃんに智くんの誠意が届いたから、彼女は側にいる事を選んだし、離れなかったんだろ?婚約もしたんだろ?智くん!頑張れ!」
「ありがとう。潤くん」
カズ。雅紀くん。潤くん。みんなありがとう……