Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第66章 結翔の度量の大きさ
「なら良かった。結翔ちゃんの度量の大きさ、凄いよね智」
「本当だよね。結翔ちゃんの心情を考えたらさ 俺と母ちゃんに『今までの態度、ごめんなさい』なんてさ。言えるのが凄いよ」
大野さん……
「過ちだなんて思わないよね」
相葉さん。そうなんだよ。今までの考えを改められるのってさ、ホント結翔ちゃんて。
「優しくて、強くて。本当に良い子に巡り合えたんだな。カズ」
潤アニキ……
「みんなありがとう。で、智は?梨良ちゃんとは?」
「よくぞ聞いてくれましたぁ。カズ 聞いて!」
うわぁ、スゲぇハイテンション。
「ジャン!」
効果音と共に、大野さん見せてきた携帯の画面には。
「結翔ちゃんと俺?」
「ファミレスでの2人だよ」
スゲぇ。不安そうに瞳を揺らしている結翔ちゃんと……結翔ちゃんに惹かれている俺が描かれてる?
聞けば、ファミレスでの事を話した後の数時間で描いたって言うし。
「スゴイね」
「スゲぇ」
相葉さんと潤アニキも感心してる。
大野さんの凄さは……