Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第38章 天の邪鬼だな。未唯彩は
伊狩先生のデスクから椅子を拝借し座ると。
「相葉センセ暇なの?」
未唯彩が口を開いて。
「ん?暇だよ〜。今日はどの部活も補習組も午前で終わるはずだから。伊狩先生もね。心配しなさんな」
(全く。 忙しいんじゃないの? って聞きたかったクセに。天の邪鬼だな。未唯彩は)
−回想−
伊狩先生が廊下に出てこられて。
『浜さん。軽い熱中症と脱水症状よ。経口飲料水を飲んでもらったわ。体調が悪いのは辛いんでしょうけど……もっと辛いのは心の方……じゃないかしら?』
伊狩先生が未唯彩の状態を話してくれたんだ。
『さて、チョっと早いけどお昼にしようかな 。浜さんについて私が一方的に感じた事だけじゃなく、相葉先生がどう感じるか? 話をしてみて下さらない?』
『分かりました。俺、浜さんの担任じゃないし。彼女の容態とかは伊狩先生がご家族に連絡して下さいますか?
『ええ。私が、浜さんを家まで送る事をご家族が許可して下さったら……校長にも連絡して、送る事許可して欲しいとお願いするわね』
『ありがとうございます』