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Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第37章 絶対やばいって!



「未唯彩ゴメン。手痛かったか?それより!ね、熱あるって!未唯彩!保健室行こう!」

 ウチの高校は養護教諭がいるんだけど、養護教諭が休日の時など学校医にお願いする感じなんだ。今は夏休み中で、平日は学校医が勤務を担当してるけど。

(今日は休日で、養護教諭の伊狩(いかり)先生が保健室にいるはず)

 焦る俺を尻目に、未唯彩は落ち着いている……というより、ぼんやりして反応が薄くて。俺は放り投げた団扇を拾うと、未唯彩に風を送って。

 イヤ……

(絶対やばいって!)

 俺は有無を言わせず未唯彩を抱き上げると、保健室に向かって歩き出したんだけど。いつも憎まれ口を叩く未唯彩が何も反応して来ないんだ……

 幸い……言い方悪いけど、他の生徒たちに出くわす事なく保健室にたどり着く事が出来たんだ。

 −コンコン−

「はい 」

 保健室のドアをノックすると中から伊狩先生の声が。

「失礼します 。伊狩先生お疲れ様です。生徒が一人熱中症?脱水?ぽくって見て頂けませんか?」

「相葉先生。お疲れ様です。分かりました。ベッドに横にして上げて下さい」

 俺は、伊狩先生の指示通りに未唯彩をベッドに横たえて……

 伊狩先生が未唯彩を見て下さっている間、俺は廊下で待っていた。学校医の先生方も良く見て下さってはいるけれど、女性の伊狩先生で良かったと思ったんだ。

(未唯彩も伊狩先生になら話やすいよね?)
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