Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第33章 優し過ぎるよ智くんっ。酷いよ。智くんっ
「智くんっ、私、勘違いしちゃうよっ」
優しい瞳。穏やかな表情で私を見つめてくれて。優し過ぎるよっ。智くんっ。
「優し過ぎるよ智くんっ。酷いよ。智くんっ、か、勘違いっ、ひっ」
「り、梨良ちゃんっ?」
梨良ちゃん、顔を覆ってたし。泣きすぎて過呼吸?起こしちゃったみたいだ。
「梨良ちゃん?大丈夫たからね?ふ、袋っ」
茶色い紙袋。大学に来る前に、絵の具を買って商品を入れて貰った……口元に当ててあげて。
「落ち着いて?ゆっくり息を吸って、次は吐いてごらん?」
「はぁ、ビックリしたぁ。ありがと。智くんゴメンね」
「ゴメンね。は、いらないよ。梨良ちゃん」
「絵画教室は、智くんの見ている世界を少しでも感じられたら。って思ったの。小さい時からずっと、智くんは、私が雅にぃの妹だから優しくしてくれて。2人のファンの女の子の達が……その子達を含めたグループに入れてくれて。中学、高校ではカズくんも」
「アイリラとバキマサとサトオオで遊びたかったよ本当は!気持ちは嬉しいけど梨良ちゃんに嫌がらせとかさ……間違ってるでしょ!」
「守ってくれて嬉しかった。"妹"だから、優しくしてくれる様になったから、女の子達」
「俺、梨良ちゃんが"雅紀くんの妹"たから優しくしたんじゃないよ。大切な友達だから。カズもそう!」
「うん。友達!」