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Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第21章 結翔ちゃん前に進めるかな?



「茉結子さん。永翔さんへの愛から悩んだ結翔ちゃん」

 大野さん?

「永翔さんへの思慕。茉結子さんとの友情に悩んだ智紗さん」

「カズ……」

「『ママがパパを思った気持ち。パパがママを思った気持ち。ママが私を慈しみ。パパが私を思って悩んだ気持ち。ママが智紗さんへパパを。ママの願い。パパがママとと智紗さんを思い、悩んだ事。智さんが思春期に智紗さんへの思いから悩んだ気持ち。何一つ、思いやれずにいた自分。過去は戻らない……でも許して貰えるなら。智紗さんと智さんと仲良くなりたい。パパと仲直りしたい』それが、結翔ちゃんの想いです」

「良かった。結翔ちゃん前に進めるかな?」

「智もね」

「うん。梨良ちゃんとね。カズは?潤とは?ご両親とは?」

(……)

「まったく。あんたって人は……偶然さ電話して来た潤アニキま巻き込まれたよね?「酔っぱらいフリ作戦」に」

「まぁね「酔っぱらいフリ作戦」《母さんが荒れてる》って「ジュンアニ」がさ。飲みに行く前にオイラにメールして来て」

「は?何だよ?確信犯かよ?サトオオ?」

 〈カズのコと飲みに行くから来るか?ジュンアニ?〉

 《行かねぇよ!サトオオ!》

「で、俺に怒りの電話して来たと」

「して来るかなぁ?と。家に入ったタイミングとスピーカーONは偶然です」


「怖っ「バキマサ」は?結翔ちゃんの高校のセンセで、未唯彩ちゃんと楓未奈ちゃんか……」

「イヤ。オイラがアイリラちゃんを誘えば。バキマサは付いて来る……ゴメン。本当に俺の梨良ちゃんへの仕打ち失礼だわ」

「梨良ちゃんに向き合うんだろ?」


 うん。強く頷いた大野さん。

「俺が許さなくても、アイリラが許すだろうしね」

「うん。バキマサは幼馴染みだからさ、離婚と再婚に心痛めてくれてさ。高校の教え子である3人娘の個人情報は話さないよ。バキマサは」

「そうだよね。サトオオの話す『櫻井結翔』さんと、教え子の『櫻井結翔』さんの『教師としての情報』から心配していたんだろうね」

「泣いて心配するような優しい、お兄ちゃんだよ。雅紀くんは。みんな、人の事優先なの。優し過ぎ」

「サトオオの作戦で、動いた……」

「動いてないよ。カズのコとジュンアニ。未唯彩ちゃんと楓未奈ちゃんは」

「俺も向き合うから。兄貴達と。それより未唯彩ちゃんと楓未奈ちゃんって……」
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