Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第101章 好きな女の子夢を叶えるの、男として当然の事じゃん
和也から結翔へ
結翔side
本当にもう!和也さんに私みたいな口下手が勝てる訳ないんだ。
「和也さん、今日はありがとうございました」
「何言ってんの ?デートだよ?好きな子の行きたい所や、夢を叶えるの、男として当然の事じゃん」
「デ、デェト?」
「デェトなの!俺もパンダに会いたかったしさ。スゴイ楽しんでる。面白いよ」
「良かった……」
和也さんは、優しい人。スゴイ一緒にいて安心するの。何でも話したくなっちゃう。
和也side
(結翔ちゃん?)
良かった。って言った後の表情。なんで瞳に涙溜めてんの?
「結翔ちゃんどうした?話してごらん?何でも聞くから」
「……和也さんYouTubeで発信してくれて。智さん、相葉先生、松本さん、梨良ちゃん、智紗さん、未唯彩に楓未奈。みんなが協力してくれて。SNSとかホームページで母の事を発信するようになってから少しずつ 情報提供も増えて来て、期待していた結果じゃなくても嬉しくて……」
「うん」
結翔ちゃんは、必死に、茉結子(まゆこ)さん。お母さんの情報得ようと、無念を晴らそうと頑張ってるんだ。俺も悔しいから。結翔ちゃんと、結翔ちゃんのお父さんの永翔(えいと)さん。茉結子さんの友達だった、智のお母さんの智紗(ちさ)さんの思いを無にしたくないから。
「俺達も悔しいから。YouTubeでもXでもブログでも、自分の出来る事をしたいってみんなが思ってるんだよ」