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Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第100章 胸いっぱいで無理



 和也side

 結翔ちゃん、未唯彩ちゃん、楓未奈ちゃん達は、年1回はパンダを見に。いや、このテーマパークの動物達に会う事を楽しみにしているんだって。

「何回会っても『また会いたい!』って、なっちゃうんです」

 という事で『胸がいっぱいでご飯は食べれそうにない』という事で、パーク内にあるキッチンカーで売ってる、パンダ肉まんを買って俺はアイスコーヒー、結翔ちゃんはコーラを頼んで食事しているんだけど。

「二宮さん……」

「……」

 返事しないからね。結翔ちゃん。


 結翔side

 二宮さんに話掛けたけど返事がなくてって。

(だから 返事してくれないの?)

 そ、そうして欲しいって言われたけどさっ。で、でも話が進まないしっ。

「和也さん……」

 は、恥ずかしくて、ちっちゃな声になっちゃうよ。

「うん?結翔ちゃん?」

 名前呼び、正解だったみたいです。か、和也さんって……


「和也さんて、時に意地悪だ」

「なんでよ?『名前で呼んで !』って言ったら『はい』って言ったのさ、結翔ちゃんだよ」

「名前呼びする事、了承するまで許してくれなかったの和也さんの方じゃないですかっ!」

「ハハハ!確かに!」
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