第102章 危険運転致死致死傷罪

　和也side

「母をひき逃げした人は『ひき逃げと道路交通法の救護義務違反と過失運転致死傷罪と併合罪』『15年以下の懲役または200万円以下の罰金』の罪状で。時効までは10年『これでは短い』って父が頑張って。警察が『危険運転致死傷罪』に切り替えて捜査を続けてくれて、時効は10年増えたけど。合わせて20年。4年半たっら15年半後には時効が撤廃されてしまうんです」

「うん」

「『危険運転致死傷罪』は危険な運転行為。例えば、酒酔い運転、高速度運転、危険な運転行為が原因で人を死傷させた場合に成立する罪で。本来は『ひき逃げ』は『危険運転致死致死傷』には含まれてなくて。父が頑張ってくれたから」


　結翔ちゃん……心が痛いよ。必死に泣くまいと我慢しちゃってる結翔ちゃん……可哀想に。せっかくテーマパークに来ているのに？泣いてるの゙？

って感じで、チラチラこっちを伺ってる他のお客から見たらさ、俺が泣かせたみたいに見えるんだろうね。けど、全然そんな視線気にならないね。



　結翔side

「結翔ちゃん。今、凄い頑張ってるじゃん。一人で戦う必要もないじゃん？パークにデートの約束した日『気になる情報をDMで送ってくれた人がいる』って言ってたじゃん？」

「うん」

「みんなで諦めないで戦って行こう？ね？」


　そうだよね。私には和也さん、智さん、 相葉先生、 松本さん、梨良ちゃん、未唯彩に楓未奈。パパと智紗さんが付いてるんだもんね ！100人力だよ。