第14章 *Happy Birthday 7/29*〜笠松幸男〜
「はい、ここで遠野ちゃんに問題!」
「問題の出し方がウザいので、出直して来てください。」
「遠野ちゃん相変わらずひどいっス〜!もうちょっとほら、ツンツンした感じじゃなくて、優しく…」
「で・な・お・し・て・こ・い」
黄瀬がいきなりシャラムード全開でやってくるので、ウザさのあまり押し返す。
さすが黄瀬、一々ウザい。
「…まぁいいわ、くだらないことだったら八つ裂きだからね。」
「遠野ちゃんの暴言って、笠松先輩のシバくよりリアリティ無いのに、なんか身の危険を感じるんスよね。漂う殺気のせいっスかね。」
「気にしたら負けだよ。はい負け。早く進めよ」
黄瀬の話はスムーズに進まないから、結局私がまとめる事になる。
面倒くさいなぁ。
黄瀬は若干まだ何か言ってたけど、本題に入りたいのも事実らしく、さっきの話題へと戻した。