第7章 怪しく光る瞳
次の日。
「ふあああ…おはようございます…。」
新八達がやってきた。
「おう!おはよう、新兵ども。」
「あ、みなさんおはようございます!」
特攻隊の隊員達が優しく挨拶をしてくれている。
「みーちゃんもおはようアル。」
「…?あ、おはよう。」
みーちゃんって…。まあ、いいか。
「あれ…?だ…いや白夜叉さん達はまだなんですかい?」
「ああ、まだだな。もうすぐくるさ。」
そういったときだった。
四つの影が見えた。
隊士達は一斉に立ち上がる。
新八達も遅れずにそうした。
まあ、次のセリフは言えないだろうけど。
『おはようございます!!!高杉様!!』
「おう。」
ほら、ぼけってなった。みんな最初はそうだもんね~。
『おはようございます!!!!桂様!!』
「うむ、みなおはよう。」
あれ、ちょっとまゆげがひくってなったのは、私の気のせいかな?
『おはようございます!!!!!坂本様!!!』
「おお、みんなおはようじゃき。」
あ、なんかビックリしてる。
『おはようございます!!!白夜叉様!!』
「…ちーっす。」
あの三人、もう変な目で見てるわね。
四人はそれぞれ自分の席へ座った。
私は横にちょこんと座る。
「ではみな、いただこうじゃないか。」
『はい!!!』
「手を合わせてえええ。」
『いただきます!!!!!』
…どこかで「学校かよっ!」というツッコミが聞こえたきがしたけど、多分気のせいね。
私はみんなをにこにこしてみる。
「あ、緑はんも食べていいきに。」
「私、さっき食べたから大丈夫よ。」
「そうか。」と言って竜馬は朝ごはんを口いっぱいにして食べ始めた。
……まあ、本当は食べてないけどね。
私はその場を後にした。
黄色い瞳を光らせて。