第4章 絆という名の光
~銀時SIDE~
さあ、準備がようやくできた。
真撰組は倉庫にははいらず、外にいる見張りを相手に戦うらしい。
その間に俺達万事屋と、何故か沖田は倉庫で緑を助けるという設定だ。
「勘違いをするな。べつにお前達を助ける訳じゃねえ。ただ、真撰組にとっても倒さなくてはいけない存在だから手を貸すだけだ。わかったか。」
…………おいおい大串くん、ツンデレですかコノヤロー。
男がツンデレって気持ち悪いんだよ。
遠くで沖田と神楽は何か変な空気をだしてやがるし、これはもうそろそろ行く時だな。
「おい、ゴリラ。侵入していいか。」
ゴリラは半分泣きそうな顔になっている。
「……ここでもゴリラなの?」
「あ?お前、ゴリラだろ。」
「どうでもいいから。」
土方がとどめを刺したことにより、この話しは終了したが、近藤は何かを背負ったような形になった。
「………侵入時かもな。よし、真撰組いい!!!!突入だ!!」
土方の合図により、真撰組は倉庫のまわりに駆け出していった。
「神楽あ!沖田くうん!そろそろ行くぞ!」
「わかったアル。」
二人がきたことにより、俺達はとりあえず裏を使うことになった。
~緑SIDE~
私はガムテープをはがされた。
「暴……走……?」
その言葉は最早予想がついていた。
私を………私をまた蘇らせる気なんだ、こいつは。
「ちょうどいいワクチンが手に入りましてね?」
そう言って注射器を取り出した。
「何を……!」
「あなたを再び……イェローサタンを再び復活させるのですよ…。」
そう言うと、私の首元を持ち上げた。
「やめ……ろ……。」