第8章 過去
蒼side
清光と契りの事を話して数日がたった。
私はみんなが集まる夕餉のときに話をした。
「私は、この中のだれかと契りを交わそうと思っている」
と、みんなもちろん驚いていた。
反対する子だっていた、それもそうだ、十歳にしては早すぎる婚約、当たり前だろう、ただ、審神者に対する利点もあった。
霊力の量が格段に増えるということだ。
契りを交わすことによって更に増え、初夜、という段階も踏むと更に増えるのだがさすがにそれはやめた。
このことを話すと、反対していた子たちも渋々ながら賛成してくれた。
そこからが問題だった、だれが私と番になるか、刀剣男士の中で戦争がおきた。
番というものはいつんなんどきも自分の相手を守るという使命がある。
そのためみんななりたがったのだ。
清光と今剣を除いて。
結局、勝ったのが”鶴丸国永”だった。